【VT】バンガードトータルワールドストックETF<1本で全世界>の株主に!


アイカ

ミズキ
📗 VT(バンガード・トータル・ワールドストック)について知りたい。
📗 全世界の株式に分散投資したい。
📗 VTとVTIの違いを知りたい。
📗 投資信託で気軽にVTに投資したい。
バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)とは
【VT】バンガード・トータル・ワールドストックとは、その名の通りバンガード®︎社が運用する、全世界(先進国および新興国47ヶ国)の株式に投資をできるETFです。
連動指標はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動した値動きを目指して運用されています。
VTの組み入れ銘柄数は驚きの8,000銘柄

ミズキ

アイカ
VTでは約8,000もの銘柄を1つのETF内に保有しています。Amazonやアップル、アリババなど世界の名だたる企業はもちろん、中小株にも分散投資されています。
2008年6月24日に設定されて以来、順調に資産を増やしている人気の投資信託です。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは
VTが採用している「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指標は全世界の株式指数の事になります。全世界の株式の指数で実に世界の株式市場時価総額の98%をカバーしています。

ミズキ

アイカ

アイカ
VTとVTIのチャート比較

VTとVTIのチャートを比較すると、似たような値動きをしていますがVTの方が価格の変動率が少ないことが分かります。
これは、世界の株式へ分散投資している分世界トップクラス市場アメリカ株の比率が少なくなっている事を表すと同時に、世界の株式を買うよりアメリカだけの株式を買う方が人気がある事が読み取れます。

ミズキ
VTの市場別構成比率 上位30国
今回は珍しくアメリカだけでなく、世界に投資するETFになりますのでVTが持つ株式市場比率(国別構成比率)を確認してみましょう。
市場(国) | VT比率 |
---|---|
米国 | 57.4% |
日本 | 7.5% |
英国 | 4.3% |
中国 | 4.3% |
スイス | 2.7% |
カナダ | 2.6% |
フランス | 2.5% |
ドイツ | 2.3% |
オーストラリア | 1.9% |
台湾 | 1.7% |
韓国 | 1.4% |
オランダ | 1.1% |
香港 | 1.1% |
インド | 1.0% |
スウェーデン | 0.9% |
スペイン | 0.7% |
イタリア | 0.6% |
デンマーク | 0.6% |
ブラジル | 0.6% |
フィンランド | 0.4% |
シンガポール | 0.4% |
南アフリカ | 0.4% |
ベルギー | 0.3% |
ロシア | 0.3% |
タイ | 0.3% |
Saudi Arabia | 0.3% |
マレーシア | 0.3% |
ノルウェー | 0.2% |
メキシコ | 0.2% |
インドネシア | 0.2% |

ミズキ
国別の構成比率では米国が50%以上と多くを占めています。その原因は世界トップの経済大国として多くの巨大企業を抱えるため、安定した企業を選ぶとアメリカの企業が多くなってしまうからです。
中国や英国、スイスやカナダなど多くの巨大国が並ぶ中、日本はなんと2位の構成比率となっています。

ミズキ

アイカ
VT構成銘柄 トップ10位
銘柄 | 国 | 比率 |
---|---|---|
マイクロソフト | 米国 | 2.754% |
アップル | 米国 | 2.462% |
アマゾン | 米国 | 2.103% |
フェイスブック | 米国 | 0.995% |
アルファベット | 米国 | 0.855% |
ジョンソンエンドジョンソン | 米国 | 0.810% |
アルファベット | 米国 | 0.787% |
アリババ | 中国 | 0.723% |
ネスレ | スイス | 0.624% |
ビザ | 米国 | 0.622% |
日本の企業は市場別で2位にも関わらず、10位以内には1社も入っていません。それどころか、世界トヨタで有名な自動車メーカー「トヨタ自動車」ですら38位です。
これは、日本という安定した国の企業は多く組み込みたいが、大きく保有するような安定感のある企業は無い。と捉えることもできそうです。

ミズキ

アイカ
少子化による今後の不安も影響しているのかもしれませんね。

ミズキ

アイカ
また、VTバンガード・トータル・ワールドストックは世界に投資しているため各保有銘柄の割合が低いことも特徴の1つです。8,000もの銘柄を保有しているので、安心して保有できると考えがちですが、新興国や中東など景気変動の大きな国の株もが10%ほど保有することになるので、その点は覚えておきましょう!
VTのセクター別構成比率
では、VTバンガード・トータル・ワールドストックのセクター(業種)比率を見てみましょう。世界で発展が期待できるセクターや安定しているセクターの指標になるかもしれません。


ミズキ

アイカ
VTではテクノロジー(IT)株がメインですが、VTIに比べて金融やヘルスケアなど成熟したセクターに分散されています。巨大IT企業はアメリカに偏っているので、世界に分散投資した場合は成熟したセクターの方が多くなるからです。

ミズキ

アイカ
VTI基本データ
VTの経費率0.08%は他の人気バンガードETFに比べて高め
VTの経費率は0.08%と、他の人気バンガード®︎ETFに比べて少し割高になります。しかし世界8,000銘柄に分散投資をしている点を考えると、手間もそれだけかかるはずです。全く高いと思えないくらいの経費率です。

アイカ
VTの分配金
年 | 分配金利回り |
---|---|
2019 | 2.87% |
2018 | 2.33% |
2017 | 2.56% |
2016 | 2.53% |
2015 | 2.35% |
2014 | 2.46% |
2013 | 2.47% |
2012 | 2.64% |
2011 | 2.13% |
2010 | 2.13% |
平均 | 2.44% |
右肩上がりの分配金は2019年には2.87%まで上がり、平均で2.44%まで上がりました。これは
年 | VOO | VYM | HDV | VTI |
---|---|---|---|---|
2019 | 2.42% | 3.64% | 3.80% | 2.28% |
平均 | 1.85% | 3.25% | 3.67% | 2.09% |
VTの分配金利回りは、高配当ETF【VYM】【HDV】より安く、主にキャピタルゲイン(値上り益)狙いの【VOO】【VTI】よりも高く、中間から少し高めになっています。
世界に分散しつつ、高めの配当金を狙える分散投資はコロナショックの様に大きく株価が下がった時にはぜひ優先して仕入れたいETFの1つですね。

アイカ
VTの騰落率
年 | 騰落率 |
---|---|
2019 | 23.33% |
2018 | -11.85% |
2017 | 21.74% |
2016 | 5.87% |
2015 | -4.16% |
2014 | 1.21% |
2013 | 20.19% |
2012 | 14.45% |
2011 | -9.67% |
2010 | 10.93% |
平均 | 7.20% |
VTの騰落率は分散が広い分平均値として大きな上昇率ではありませんが、分配金を合わせたトータルリターンでは優秀な数字を残しているかと思います。
分配金が大きいと言うことは定期的に現金に替えて、リスクを回避しているとも言えるので、それは1つの利点ではないでしょうか。
楽天全世界株式インデックスファンド
世界に分散投資するETF【VT】はその安定感と経費率の安さから、長期投資に向くとされており、厳しい審査を通過してiDeCoでも買えるようになっています。
iDeCoや投資信託でVTを購入する際は「楽天VT」や「楽天全世界株式インデックスファンド」と呼ばれています。
投資信託では、1口あたり100円から購入でき、分配金も日本国税がかかる前に再投資されるため、トータル的にも良いパフォーマンスが期待できます。
分配金が直ぐ必要ない方や、夜中に米国株式市場で取引をするのが難しい方は、ぜひ気軽に始められる投資信託を検討してみてはいかがでしょうか。

アイカ
まとめ
📗 VT(バンガード・トータル・ワールドストック)は全世界8,000銘柄に投資する最大級の株式分散投資商品。
📗 VTIよりも値動きは大人しいが、分配金は多め。
📗 投資信託では楽天全世界株式インデックスファンドに投資することでVTに投資できる。
📗 世界の経済発展を願ってVTに投資する人もいる。

ミズキ

アイカ
※各データは2020年5月30日時点のデータです。最新のデータはこちらから
ブログランキング参加しました♪
応援クリック頂けると、励みになります。宜しくお願い致します!



ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません