【VIOV・VIOO・VIOG】米国ETF何が違うの?どれがお得?

2020年6月12日

【VIOV・VIOO・VIOG】何が違うの?どれがお得?
【VIOV・VIOO・VIOG】何が違うの?どれがお得?
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ミズキ

VIOVとVIOOとVIOG…と…もうっ!ワケわからないです!先輩何が違うんですか!?
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アイカ

その3つは基本の指標は同じなんだけど、買っているものが違うの。投資方針によって使い分ける必要があるから、ゆっくり見ていこうね。

「VIOV」と「VIOO」、「VIOG」どれもS&Pスモールキャップ600指標をベースにした小型株メインのバンガード®︎社ETFになります。ざっくりと言ってしまえば、インカムゲイン(分配金)狙いであれば「VIOV」キャピタルゲイン(値上り益)を狙うのであれば「VIOG」中間を狙うなら「VIOO」になります。

今回は小型株メインの3つのETFの違いを比較し、自分の投資方針に合った商品選びをしましょう!

この記事はこんな方におすすめ

📗 米国小型株のETFに投資したい。
📗 VIOV・VIOO・VIOGの違いを知りたい。
📗 S&Pスモールキャップ600指標について知りたい。
📗 バリュー株とグロース株の違いについて知りたい。
📗 投資方針と商品の合わせ方を知りたい。
📗 小型株のメリットとデメリットを知りたい。

S&Pスモールキャップ600指標とは

S&Pスモールキャップ600指標とは、米国株式市場の小型株セグメントのパフォーマンスを表す指標の事です。600の小型株銘柄を抽出して投資することになります。

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アイカ

小型株をメインにしているということは、その分大きな値動きが起こることがあります。
日本株でも既に成熟した株は大きな変動は少なく、その分安定します。
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ミズキ

目指せテンバガー(株価10倍)でも、だいたい中小型株がフォーカスされますね。

VIOOはS&Pスモールキャップ600 ETF全体に投資

VIOO投資スタイル
VIOO投資スタイル

VIOOはその名の通り、小型株を600銘柄集めたETFになります。小型株には様々な業種が存在しており、バラエティ豊かな銘柄を組み込んだ商品となっています。

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ミズキ

銘柄が多い分、伸びるチャンスは沢山あるけど、あまり伸びてない株も含まれている。ということですか?
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アイカ

そういうことだね。後で紹介するバリュー株より、時価総額は低くなっています。

VIOVはS&Pスモールキャップ600バリュー(割安株)ETF

VIOV投資スタイル
VIOV投資スタイル

VIOVは小型600銘柄の中でもバリュー株を集めたETFになります。よって、VIOOより所有する銘柄数は450ほどと少なくなります。

バリュー株とは?

売上や利益の成長があまり期待できないと思われていて、現材の株価が実際の株価より安いと判断されている株の事です。一般的には投資家から人気の低い(見落としている)株が多くなりがちです。

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アイカ

日本語で「割安株」の事ですね。
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ミズキ

割安と聞くとちょっと買いたくなりますね。

個別株を購入する時の方法として、財務諸表の確認やファンダメンタル分析(取り組みなどの確認)をして、売上や利益に対して株価が安い場合は買う。といった方法があります。人気の低めの株ですが、成熟した業界も多く、配当が高めの傾向にあります。

VIOGはS&Pスモールキャップ600グロースETF

VIOG投資スタイル
VIOG投資スタイル

VIOVは小型600銘柄の中でもグロース株を集めたETFになります。所有する銘柄数は330ほどとVIOO、VIOVよりも少なくなります。

グロース株とは?

バリュー株の逆で、企業の成長や利益の成長率が高く人気の銘柄のことです。人気株なので、株価の上昇が期待できる株のことです。テクノロジー業界(IT)が一時期大幅な株価の上昇を見せましたが、そのようなイメージです。

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アイカ

日本語では「成長株」と言われます。
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ミズキ

テンバガーの様な急上昇を狙えるかもしれない株式が組み込まれているんですね。
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アイカ

ETFなので、そこまで大きく単体が伸びるワケじゃ無いけど、そういうことだね。

小型株のバリュー株とグロース株

どちらが良いかと聞けば、なんとなく人気株のグロース株の方が良いように聞こえますが、実際はそうでもありません。
バリュー株は現在の価値が市場に合っていないと考えられており、これから見直される可能性があります。一方、グロース株は人気だからと必ずしも株価が上昇するわけでもありません。

特に小型株の場合はどちらも急な成長を見せる可能性もあり、一概にどちらが良いと言えないのが現実です。実際に日本でも過去30年間ではバリュー株の方がリターンが高いとされています。(野村証券金融工学研究センター

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アイカ

割安株を探して購入するのは、ウォーレンバフェットさんの投資手法ですね。

セクター比較

ここまでの説明で【VIOV・VIOO・VIOG】は名前が似ていても大きく違うETFだと感じたかと思います。では、各ETFのセクター(業種)比率を見て見ましょう。もっと明確に違いが見て取れます。

VIOO-セクター比率
VIOO-セクター比率
VIOV-セクター比率
VIOV-セクター比率
VIOG-セクター比率
VIOG-セクター比率

VIOOは金融など成熟した業界をメインに成長株の情報技術(IT)もバランス良く組み込んでいます。VIOVは成熟した金融・消費財をメインに情報技術が少なめになっています。一方VIOGでは成長著しい情報技術(IT)業界をメインに金融業界が少なめになっています。

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アイカ

このように、セクター比率も大きく違います。構成銘柄も確認しておきましょう!

構成銘柄比較上位10件

順位VIOO割合VIOV割合VIOG割合
1位LHC Group Inc.0.8%Avista Corp.1.2%LHC Group Inc.1.4%
2位Exponent Inc.0.7%Anixter International Inc.1.1%Exponent Inc.1.3%
3位Neogen Corp.0.7%Old National Bancorp0.9%eHealth Inc.1.2%
4位eHealth Inc.0.7%Simmons First National Corp.0.9%Cogent Communications Holdings Inc.1.2%
5位Cogent Communications Holdings Inc.0.6%Integer Holdings Corp.0.9%Balchem Corp.1.1%
6位Balchem Corp.0.6%Columbia Banking System Inc.0.8%Aerojet Rocketdyne Holdings Inc.1.0%
7位Momenta Pharmaceuticals Inc.0.6%Arcosa Inc.0.8%American States Water Co.1.0%
8位Strategic Education Inc.0.6%Sanmina Corp.0.8%Qualys Inc.1.0%
9位Community Bank System Inc.0.6%Merit Medical Systems Inc.0.7%NeoGenomics Inc. 1.0%
10位Aerojet Rocketdyne Holdings Inc.0.6%American Equity Investment Life Holdings Co.0.7%Agree Realty Corp.1.0%

構成銘柄を見ると、スモールキャップの特徴が分かります。大型株のETFに比べて1銘柄単位の割合が少なくなっています。小型株はリスクもあるので、大型株のように1つの銘柄に大きく予算を組み込んでいません。
上位10件保有割合はVIOOが6.5%、VIOVが8.8%、VIOGが11.2%となっています。
どのETFもリスクヘッジに力を入れていることが伺えますね。

セクター比率が全然違うので、VIOVとVIOGは所有会社が被っていないのも大きな違いが見て取れます。

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ミズキ

ティッカーコード(VIOOなど)は1文字違いなのに、運用方針も構成銘柄も全然違いますね。
あまり、何の会社かは分からないですが…。
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アイカ

そうだね。結果、運用成績や分配金、値上り率にも大きく違いが出てくるよ。

チャート(値上り率)比較

VIOV・VIOO・VIOGチャート
VIOV・VIOO・VIOGチャート

チャートを見るとセクター構成比率に相応した変化が見られます。VIOG>VIOO>VIOVの並びで、情報技術(IT)を多く含んでいるETFほど、値動きが大きくなっていますね。

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アイカ

キャピタルゲイン(値上り率)を狙うなら、VIOGということですね。

トータルリターンの比較

VIOOVIOVVIOG
設定来 基準価額リターン9.05%7.42%10.50%

情報技術が大きく伸びたことから、トータルリターンでもVIOGとVIOOが優っています。

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アイカ

続いて分配金や手数料の違いを見てみましょう。

分配金・経費率比較

VIOOVIOVVIOG
分配金の回数年1回年4回年4回
配当利回り1.63%2.34%1.39%
経費率0.100%0.150%0.160%

分配金・経費率を見ると、ここでも違いが見られます。配当利回りでは金融や消費財など配当金の多い株を保有する「VIOV」が有利になりました。
経費率はスモールキャップ600に全て投資している「VIOO」が安い、という結果となりました。これは銘柄の組み換えが、バリュー・グロース関係なく行われるので、手間が少ない事からと考えられます。
バンガード社のETFではどれも少し高めの経費率となります。

VIOV・VIOO・VIOGどれが買い?

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ミズキ

各種データが出揃いましたが、結局どれが買いになるのでしょうか?

トータルリターンを見れば、VIOG>VIOO>VIOVの順番に買いと言えます。ただ、分配金を定期的に多めにもらい、再投資により複利効果を狙えうなら、VIOVが良いかと思います。
VIOGが優秀なのは値上り益になるので、キャピタルゲインがメインになります。運用中に貰える分配金は少ないので、暴落した際のダメージは大きいので注意が必要です。
VIOOは広い投資対象から、ちょうど中間といったところです。安定性を求めるならVIOOを買うと良いかと思います。

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アイカ

個人的にはVIOVを購入しています。コロナショック時に大きく値が下がったので、キャピタルゲインも狙い安かったのが買いのポイントでした。

小型株のメリット・デメリット

今回はスモールキャップ(小型株)のETFの話になりましたが、小型株のメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

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ミズキ

小型株に投資するメリットやデメリットとは何でしょうか?
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アイカ

小型株は割安で放置されている株が意外とあるんです。なので、割安株が出てきたら大化けの可能性があります。
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アイカ

デメリットとしては、やはりリスク(倒産など)が高いある点と値動きが荒くなるところです。

メリットとデメリット共にVIOO・VIOV・VIOGはETFなのでリスクが最小限に抑えられています。また、その分大化けの恩恵も小さくなるのでご注意ください。大型株だけを買うのではなく、小型株もポートフォリオに組み入れることで、分散投資を行えます。

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ミズキ

大化けを狙うなら個別株の小型株ですね!

VIOV・VIOO・VIOGの口コミ

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ミズキ

あまり口コミが無いですね。
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アイカ

今まで紹介してきたようなETFと比べると、マイナーな銘柄になるからね。小型株を中心に投資したい投資家には人気のあるシリーズになります。

VIOV・VIOO・VIOGまとめ

まとめ

📗 今回の3種は小型株中心の投資ができる。
📗 3種の違いは小型株の全体・割安・成長株の違い。
📗 インカムゲインならVIOO
📗 キャピタルゲインならVIOG
📗 中間を取るならVIOO
📗 経費率はバンガードETFの中でも高め
📗 小型株(個別)はリスクも大きいが、メリットも大きくなる可能性がある。ETFはどちらもある程度抑えられる。

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ミズキ

今回は似たような名前のETFでも大きな違いがあるということが、とても勉強になりました。
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アイカ

投資始めたての頃の私は、名前近いし「どれでもいいや」って買っていました。
しかし調べてみると、自分の運用方針と違うなって感じて無駄な売買をしてしまいました。
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ミズキ

アイカ先輩の失敗を反面教師にして、しっかり銘柄を調べてから買うようにしてください。ということですね。
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アイカ

その通りです♪

※各データは2020年6月時点のものになります。最新のデータはコチラから

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