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放置投資家の美山アイカの【放置投資術】ブログです。

イデコとNISAとつみ立てNISA どれが良いの?違いを詳しく解説!

約14分
イデコとNISAとつみ立てNISA どれが良いの?違いを詳しく解説!

イデコにNISAに、つみたてNISA…どれを選ぼうかな。

ミズキちゃんずっと迷ってるね。

だって、イデコは節税があるけど60歳まで引き出せないし…NISAは所得控除がないけど引き出せるし…。どれがお得なんだろう。

イデコとNISAはどれがお得、というよりもどれが自分に合うか。で決めると良いよ!

日本には節税効果の組み込まれた資産形成商品がいくつかあります。その中でも代表的なイデコ(iDeCo)、一般NISA、つみたてNISA。「どれを選べば良いか分からない…」と踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
今回はこの3つの節税制度について、できるだけ分かり易く説明したいと思います。

※今回iDeCoは個人型DCのイデコ、NISAは一般NISA、一般口座=課税口座として説明します。

運用益に節税効果!3種の制度を比較

イデコ(iDeCo)一般NISAつみたてNISA
新規投資期間65歳になるまで5年間
(2019年~2023年)
最長25年間
(2018年~2042年)
投資期間(非課税期間)70歳になるまで開設した口座毎に最長5年開設した口座毎に最長20年
年間の投資上限14.4〜81.6万円120万円40万円
非課税枠運用益
掛け金の所得・住民税控除
受取時退職所得控除
運用益運用益
投資対象商品定期預金・保険・iDeCo用投資信託国内外の上場株式・投資信託・ETF・REIT金融庁の基準を満たす
投資信託・ETF
資産の引き出し原則60〜70歳の間
※積み立て期間により変動あり
いつでもいつでも
口座開設・管理手数料ありなしなし
投資方法毎月積み立て
年単位
ボーナス時拠出可
制限なし1日100円から継続投資
損益通算不可不可不可

※新規投資期間は実際の制度期間ではなく、2020年6月時点での可能な期間を記載しています。
※運用益とはキャピタルゲイン(売買益)、インカムゲイン(配当金・分配金)をのことです。
※iDeCoは65歳まで積み立て可能になりました。
※つみたてNISAの非課税期間は最長20年。以降は一般の非課税口座枠に。

1つずつ特徴を見てみましょう!

イデコ(iDeCO)は節税キング

イデコの最大の特徴は3段階での税制優遇になります。税優遇ではNISAを大きく上回っていると言って良いかと思います。

イデコ3段階の税制優遇

  1. 個人が掛け金を出すと、所得税や住民税の対象から掛け金の全てが控除される。
  2. 運用期間中の値上り益や分配金に課税されない。60歳まで引き出せないイデコの制度と相性が良く、長期複利効果を見込める。
  3. 引き出す時は、退職所得控除公的年金等控除の対象となる。

この3つが一般NISAやつみたてNISAに無い、イデコの大きな特徴だね。

引き出せないのは困りますが、運用金額が所得税や住民税が控除されるのはとても魅力ですね。

イデコについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もお読みください。

一般NISA・つみたてNISAはあくまでも投資運用益が非課税

一般NISA・つみたてNISAの節税効果
一般NISA・つみたてNISAの節税効果

一般NISAとつみたてNISAはイデコと違い、あくまでも投資を行い、利益が出た場合に節税効果が得られます。
日本の投資では売買、配当金、分配金の利益には通常20.315%の税金がかかりますが、一般NISA・つみたてNISA口座ではこの税金が丸ごと0になります。
逆に損益を出した場合には、節税効果を得られませんので注意が必要です。

例えば課税口座で100万円投資して、株価が2倍の200万円、配当金が5%出たとするね。
その場合の資産は210万円になり、110万円の利益が出た事になるんだけど…

え〜と。223,465円が税金で無くなるから…
876,535円しか利益が残らないんですね。

そういう事。一般NISA口座と、つみたてNISA口座で投資していたら、110万円全てが利益になるの。

一般NISAとつみたてNISAの違いと注意点

NISAがあくまでも、運用上の利益に対して、節税効果を大きく発揮することが分かりました。では一般NISAとつみたてNISAの大きな違いはどこでしょうか。投資という観点で考えると、金額期間、それと商品が大きな違いと考えられます。

金額投資できる金額は大きければ大きいほど、リスクとリターンが大きくなります。逆に少なければ比較的ローリスクローリターンになります。
期間投資できる期間は長ければ長いほど、複利の効果で資産が増やせます。また、値下がり時のリスクヘッジ(値戻り待ち)も可能になります。
商品投資対象が多いほど、自分の投資方針に合った商品選びができます。一般NISAはほぼ全ての商品に投資できますが、その分商品を見分ける力が必要になります。

つみたてNISAの商品は金融庁の厳しい審査を受けた、比較的長期投資に向いた商品のみが購入できるようになっています。経済指標に連動するインデックスファンドの商品が多く、安定した資産構築を目指しています。

この他にも、投資方法も大きな違いですね。積み立てNISAは継続投資がメインになるので、ドルコスト平均法で比較的安定した運用になります。

一般NISAでもできるんじゃないですか?

実際やってみるとね。欲が出て上手くいかないこともあるのよね。

一般NISA口座の外国商品は外国税は税優遇されない。

一般NISAでは外国ETFなど海外の商品も購入できますが、NISA枠は確定申告ができないため、外国税額控除ができません。※外国税とは海外の金融商品の利益に対してかかる10%の税金です。

売却すると節税枠はそのまま消化される。

例えば一般NISAで120万円分の商品を購入しており、運用期間中(一般NISAは5年、つみたてNISAは20年)に100万円分の商品の売却を行ったとしても、その年の口座に、追加で100万円の商品を追加することはできません。

イデコ(iDeCo)のメリットとデメリット

イデコの最大のメリットは先に説明した3段階の節税効果です。
また、商品もiDeCoに向いた商品が選別されているため、長期投資で大きな複利効果を発揮しやすいです。
※商品数や選べる商品は金融機関によって異なります。

どうしても投資が怖い方は預貯金や保険で、投資と同様に掛け金で節税効果を得ることもできます。

ご夫婦だと、旦那様が投資、奥様が預貯金にしているというご家庭も耳にします。

iDeCoの下限は年6万円!ボーナス払いが可能!

また、iDeCoは支払い下限が年間6万円となっていますので、ボーナスがある方は、年2回または1回のボーナスでの積み立てができます。
金融機関によっては毎月の信託手数料を減らす事ができます。

国民年金基金連合会手数料の例

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月合計
年12回1031031031031031031031031031031031031236
年1回000000000000103

このようにボーナス払いだと、年間で1,133円お得になります。しかしドルコスト平均法の恩恵が受けづらくなる事を注意しましょう

貯蓄型だと、ドルコスト平均法は関係ないので、手数料が安く済む一括払いが良いですね。

iDeCoのデメリット

デメリットとしては、やはり原則60歳まで引き出せないところです。結婚や、住宅購入など節目に使用する費用のために使用することは基本的にはできません。

また、金融機関によっては、一般NISA、つみたてNISA口座と違い口座管理手数料がかかってきます。口座管理手数料は、金融機関によって違いますので慎重に選びましょう。

オススメ金融機関の口座は商品数も多く、管理費も実質0円のネット証券の楽天証券や、SBI証券です。

住宅ローン控除ご利用の方

住宅ローンで住民税・所得税を軽減されている方には節税効果が弱くなるのでご注意ください。

一般NISAのメリットとデメリット

一般NISAのメリットは何と言っても、投資の自由度です。年間最大120万円の投資による運用益が非課税になり、購入できる商品も優秀な米国ETFなどを組み入れることができます。

デメリットは既に投資をしている方にはデメリットと呼べるものではありませんが、敢えて言うなら口座を開いた年から5年以内に商品を手放す必要があるという点です。(ロールオーバーを使用すれば、翌年のNISA枠に商品を移動できる)

新規の投資家にとっては商品が多すぎる点が若干迷うところになりますので、積み立てNISA対象商品を高額で買うなどを行うと安定した運用が見込めるかもしれません。

私の初年度のNISA枠は投資信託と国内個別株で、年内に即売却してしまいました。
翌年以降は米国ETFの投資に利用し、中期保有での運用益を目指しています。

一般NISAは2023年で新規口座開設が終わるんですね。あと4年ですか。

新規口座開設期間の事だから、例えば2020年に開設した口座は2025年まで非課税で運用できるよ。

つみたてNISAのメリットとデメリット

つみたてNISAのメリットは商品の絞り込みがしっかりと行われている事です。一般NISAでもしっかりと商品を絞り込めば長期投資に向いた商品を選べるのですが、実際に運用してみると欲が出て難しいものです。

20年という長期運用は最大限のメリットで、20年インデックス投資信託に投資すれば高い確率でプラス益を確保できると言われています。

世界的には今後も人口が増え、人口ボーナスが発生し、世界経済は緩やかに拡大していくと言われています。インデックス商品で世界経済に連動する商品に投資しておくと特に安定ですね。

人口ボーナスとは、人口が増える事で経済が成長するという考え方でしたね。

損益時は不利に!損益通算不可とは?

今まで紹介した3つの口座に共通する大きなデメリットが1つあります。この3つの口座は、課税口座と一緒に運用した際に、損益通算ができません。

iDeCo口座は退職金所得控除など、受取時の節税効果があるのであまり気にならないところかもしれませんが、特にNISA口座では損失が出た際に課税口座よりむしろ不利になることを知っておきましょう!

損益通算??

損益通算の仕組み
損益通算の仕組み

通常の課税口座なら、損失は翌年以降3年間繰越せますが、NISA口座ではできないので覚えておきましょう!

NISA口座は確定申告できないので、仕方がないですね。

iDeCoやつみたてNISAの場合は長期運用、つみたて投資なのでプラスになりやすいのですが、一般NISAは大きな取引もできる分、欲が出てしまいがちです。無理の無い運用を心がけましょう!

NISAとイデコ(iDeCo)どっちがいい

さて、ここまでイデコと一般NISA、つみたてNISAについて詳しく見てきましたが結局どれが良いのでしょうか。

先輩、結局どれが良いのでしょう?

個人的にオススメするのは、まずは節税効果がとても大きく、貯蓄しているだけでも節税リターンが見込めるイデコを検討することをオススメします。

しかし、60歳まで引き落とせないのは、このご時世不安な方も多いかと思います。iDeCoも一般NISAもつみたてNISAも独自のメリットとデメリットがあると分かった上で、各制度が自分に合っているかを見極める事が重要です。

イデコ(iDeCo)に向いている方

  1. 60歳まで月々5,000円積み立てる余裕がある方
  2. ボーナスが支給されている、または年に1回でもまとまったお金が拠出できる方
  3. 住宅や教育資金ではなく、老後資金を優先したい方

一般NISAに向いている方

  1. 月に3万円以上投資ができる方
  2. 既に投資をしている方
  3. 老後資金以外にも結婚・住宅などの購入を検討している方
  4. 株式投資にも積極的に参加したい方
  5. 海外投資にも積極的に参加したい方

つみたてNISAに向いている方

  1. 毎月の投資額が1万円以内の方
  2. 老後資金以外にも結婚・住宅などの購入を検討している方
  3. iDeCoを使えない方(65歳以上の方)
  4. 投資商品が多すぎると分からないので、絞り込んで欲しい方
  5. ドルコスト平均法をしっかりと活用して運用したい方

私は、商品もある程度決まっていて、いつでも引き出せる「つみたてNISAかなぁ。」旦那にはiDeCoをお薦めしてみます。

新しい一般NISA制度

投資優遇制度は目まぐるしく変化しています。つみたてNISAは口座開設期間が5年間延長され、iDeCoは口座開設対象年齢が60歳から65歳に引き上げられました。
一般NISAに関しても、2024年から「一般NISA」と「つみたてNISA」を足したような、2階建てNISAと呼ばれる新NISA制度で2024年から2028年まで口座開設期間が5年間延長されます。

新NISA「2階建てNISA」とは?

新NISA「2階建てNISA」とは?
新NISA「2階建てNISA」とは?

なんだか複雑になりましたね。

なんとか積み立てをして老後資産を形成して欲しいという思いが伝わるね。
私の知り合いの金融会社の方はNISA枠をいつも一瞬で個別株で使い切ってしまうそうですよ。

節税枠を最大限利用する方法

iDeCoと一般NISA口座、つみたてNISAと3種の税優遇制度がありますが、最大限活用するにはどのように活用すれば良いでしょうか。
注意したいのは、一般NISAと積み立てNISAの口座は同じ年に開設できない点です。

idecoとnisaを最大限活用する方法
idecoとnisaを最大限活用する方法

最大限の税優遇を受ける場合は、併用できるiDeCoは利用しておいて、限度額の大きなNISAを順番に使っていくようにしましょう!

ジュニアNISA制度

お子様がいらっしゃるご家庭ではジュニアNISAを活用するのも良いかと思います。ジュニアNISAは2023年までの間で口座が開設でき、毎年80万円の非課税枠があると共に、お子様が20歳を迎えるまで引き続き非課税で保有できます。

投資節税制度ができた理由

どうして日本は急にこのような投資優遇制度を次々と打ち出しているのでしょうか?
金融庁が作成した過去20年の家計金融資産の推移が思わしくなかったからです。1995年〜2015年で国民の資産の家計金融資産はアメリカ、イギリスに大きく差をつけられてしまいました。

1995〜2015年日本アメリカイギリス
家計金融資産1.54倍3.32倍2.46倍
運用リターン家計金融資産1.20倍2.45倍1.77倍

投資大国のアメリカでは既に何年も前から、長期分散投資の文化が根付いており、預貯金だけでなく投資による資産形成ができています。また、日本は少子高齢化により税収状況が厳しくなり、各々が老後の資産を形成していく必要があるという判断の元様々な投資優遇制度が確立されたと考えられます。

日本国民のタンス預金は50兆円ほどと言われています。運用利回りの安定した投資を行うことで、国民の資産が増え消費が増えると考えているのかもしれませんね。

投資を始めるタイミング

たくさんお話していただきましたが、投資をしよう!ってタイミングが分からないですねぇ。

私もだったけど、多分最適なタイミングって皆来ないんじゃないかなぁ。

いざ投資を考えても「もう少しまとまったお金ができてから」と考えたり、「お金は貯金しておくのが安全。」と思って二の足を踏んでしまいがちです。
しかし、実際はまとまったお金など無くても投資による資産形成は始められます。(投資信託は100円から世界の株に投資できます。
銀行に預けたり、タンス預金をしておくよりも、大きな節税を受けられる方法もあります。
アメリカやイギリスのように、資産の運用をまずは始めて見るのが人生100年時代を豊かに生きる方法かもしれませんね。

イデコ・一般NISA・つみたてNISAの口コミ

まとめ

私は旦那と一緒につみたてNISAとiDeCoを使おうと思うのですが、先輩は何を使っているんですか?

私は一般NISAで米国ETFを買って、iDeCoで世界株アメリカ株の投資信託を買ってるよ。

この記事を書いている人

放置投資家米国ETF・国内株式・投資信託美山アイカ
米国個別株・米国ETF・国内個別株・投資信託に投資するブロガーです。
運用額3000万円
運用利回り20%

無理な投資はしない。自己資本を第一に。
リスクの低い投資で資産形成を目指しています。
ぜひ、一緒に投資を勉強しましょう!

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ぜひ、絡んでくださいね。
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