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放置投資家の美山アイカの【放置投資術】ブログです。

【VWO】ETFは買うべきか?投資先としての将来性は?投資信託でも買える!

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約13分
【VWO】ETFは買うべきか?投資先としての将来性は?投資信託でも買える!

アイカ先輩、いつも米国企業のETFの話ばかりで、少し飽きちゃいましたね。他の国がメインのETFは無いのでしょうか?

もちろんあるよ!今日は新興国ETF【VWO】について紹介しようかな。

VWO】とは、アメリカや日本など先進国を除く新興国の株式をパッケージ化したETFです。新興国とは「国際社会において政治・経済・軍事などが急激な発展を遂げつつある国」のことを言います。

基本的には先進国よりも経済の成長マージンがありますが、不安定感も抱えます。今回はそんな新興国株式を集めたETF【VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ ETF】をご紹介します。

VWOの指標「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ」とは

VWOはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・イン デックスのパフォーマンスへの連動を目指したETFでバンガード社®︎が運用しているETFになります。全世界の新興国市場23ヶ国の大型株・ 中型株・小型株を含みますので、その銘柄数はなんと約4,000銘柄にのぼります。

これだけの銘柄に分散して投資していると、新興国特有の不安定さを軽減できますね。

市場(国)別保有割合上位10位

VWOは具体的にどの国の株が多いのでしょうか。

市場(国)保有割合
中国43.9%
台湾16.8%
インド10.6%
ブラジル5.8%
南アフリカ4.1%
サウジアラビア2.9%
タイ2.7%
ロシア2.6%
マレーシア2.0%
インドネシア1.5%

VWOでは中国をメインに台湾・インド、ブラジルなど経済発展の途上にある国々の株式を取り入れています。

韓国が入っていませんが、韓国はすでに発展途上国と呼ぶには成熟した国であり、近年は経済の悪化も懸念されているのでむしろ入っていない方が良いかもしれませんね。

※2019年10月25日には韓国は貿易で優遇される世界貿易機関(WTO)における「発展途上国」の地位を放棄すると決めています。

※ 2021年2月17日のデータになります。最新のデータはコチラから

新興国株式の特徴と魅力

新興国株式の魅力

新興国株式投資の魅力はなんと言っても、国の経済成長による株価の上昇です。例えば中国のアリババのように急成長をする企業も出てくるので、楽しみですね。

企業が急成長を遂げる鍵となるのは、まずは国内の人口にあります。消費者が多ければ多いほど企業は利益を生み出しやすく、企業の成長にも繋がります。

下記はIMF(2014年4月公表分)、総務省、データストリームのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)が作成したデータになります。
人口、GDPは2014年予測、国土面積は2008年時点、株式時価総額は2013年12月末時点

先進国と新興国の違い
先進国と新興国の違い

世界の人口の85%は新興国に属し、国土面積も広いですね。基本的に人口が多いということは労働力が確保しやすく、国土面積が広いということは土地代が安くなります。

ここにも新興国の魅力があり世界の製造拠点として、先進国が工場を立てたり、人を雇うことで経済が大きく発展します。

また、人口が多いということは、同時に消費大国となるので、アリババグループのように世界レベルの企業が誕生する可能性もあります。

日本の工場もたくさん海外にありますし、日本へ出稼ぎに来る方も多いですよね。

中国メインの国別構成比率

VWOが中国メインの構成になっていますので、少し中国のデータを見てみましょう。

中国は世界で圧倒的に人口が多い国

中国・インド人口統計
中国・インド人口統計 出典:世界銀行

中国は世界の人口が圧倒的に多い国としても知られています。1900年代中頃に爆発的に人口が増えすぎたため、1979年に「一人子政策(一組の夫婦につき子どもを一人に制限するもの)」を導入しました。

少子高齢化の日本からしたら羨ましい限りですよね。

結局は日本と同じ問題になりそうなので、政策を廃止してしまいましたが、これほどまでに人口に恵まれている国はインドと中国くらいですね。

これにより、中国の人口増加はゆるやかになりましたが、逆に少子高齢化問題が目立ち、2016年に一人子政策は廃止されました。

国内総生産(GDP)2位の大国

国内総生産(GDP)比較
国内総生産(GDP)比較

経済大国2位!中国はなぜ発展途上国

中国は世界経済大国として日本を追い抜いて2位となっています。ではなぜまだ発展途上国と呼ばれているのでしょうか。

中国は先進国じゃないんですか?

中国の発展はとてもアンバランスなの。地域によってはまだ十分に開拓がされていなくて、都市化率は58%。先進国は80%と言われているの。
中国はここ数十年で大きな発展を遂げたというのは事実ですが、国土・人口共に巨大な分全てを同時に発展させるのは困難で、都市部と農村地域ではインフラ整備や公共サービスのが行き届いていないのが現実です。

また、所得格差も大きく、国自体のGDPは巨大ですが、1人あたりのGDPではまだ発展途上国であると言われています。

TVのニュースだけでは分からないことがたくさんあるんですね。

新興国の定義とは

引用:ウィキペディア

新興国の定義は相対的なもので難しい。現在の超大国とされるアメリカ合衆国や経済大国と呼ばれる日本も20世紀の始めは列強に比べて「新興国」といえるし、古いヨーロッパと呼ばれるフランス、ドイツも新興国だった時期が歴史上あった。
逆に現在「新興国」といわれる中国やインドも、19世紀には「老大国」であった。過去(17世紀頃)には中国とインドで世界の経済総生産の半数以上を占めていた時代もあり、現在の中国・インドの台頭は、両国が過去の地位に復帰しつつある過程にある現象ともいえる。

新興国という定義は明確には無く、先進国と比較し大きな成長が見込める市場を新興国市場と定義しています。新興国と認定された国は「エマージング・カントリー」と呼ばれます。

中国の今後の発展

2020年6月現在、コロナウィルス関連、香港国家安全法制と、何かとお騒がせな事の多い中国ですが人口、経済発展、土地どれをとっても先進国に引けを取らない力強さを持っています。

今後中国の発展を考えるなら、VWOは欠かせないETFになりますね。

保有銘柄上位10位

それでは、VWOの保有銘柄をみてみましょう!

銘柄セクター(業種)保有割合
テンセント中国IT6.57%
アリババグループ中国IT・一般消費財・サービス5.76%
TSMC(2230:TT)台湾半導体製造4.56%
TSMC(TSM:US)台湾半導体製造2.28%
Meituan中国IT生活関連サービス2.13%
ナスパーズ南アフリカIT・通信1.26%
リアイアンス・インダストリーズインドエネルギー・小売、インフラ、バイオテクノロジー1.01%
JDドットコム中国IT0.98%
中国建設銀行中国銀行0.89%
中国平和保険中国保険0.89%

※ 2021年2月17日のデータになります。最新のデータはコチラから

米国同様に筆頭はITになるんですね。

IT業界はコロナショックのような「アナログを拒否する緊急事態」にも強く、安定した成長が見込める業界ですね。
現にITをメインとするナスダック指数はコロナショックからの立ち直りが早く、改めてIT業界の強さを思い知らされました。

株価株価チャートと配当金

VWO株価チャート
株価騰落率分配金利回り
2020年12.96%2.15%
201916.43%3.78%
2018-17.01%2.39%
201728.31%2.96%
20169.39%2.75%
2015-18.27%2.66%
2014-2.72%2.78%
2013-7.61%2.53%
201216.54%2.55%
2011-20.64%1.88%
201017.44%1.99%
平均2.19%2.63%

米国メインの株価と違って、値動きが激しいですね。

新興国の約半分は中国の株となっているので、米中貿易摩擦などの影響で、上昇・下落を繰り返す展開になっていますね。

新興国ETF【VWO】は値動きが激しい分、タイミングよく買えば大きなリターンも狙えます。2017年には年間騰落率28.31%と大きな上昇を見せています。しかし、新興国には地政学リスク(特定地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張の高まり)が付き物で、大幅下落のリスクがあることも覚えておきましょう。

コロナショックをイチ早く封じ込めたとして、2020年は中国株が大きく上がりましたね。EH(ドローン)NIO(電気自動車)銘柄など、2021年も中国株式は注目されています。

トータルリターン

期間トータルリターン
直近3ヶ月21.48%
直近3年9.66%
直近5年16.69%

※ 2021年2月17日のデータになります。最新のデータはコチラから

直近3ヶ月のリターンが凄いですね。コロナショック後の中国経済の好調が目に見えますね。

タイミング良く買って、タイミング良く売る事で利益が得られるETFかと思います。
しかし、配当金利回りは株価が上がっているので、1.69%(2021年2月17日現在)となています。

経費率

バンガード®︎社の新興国株式ETF【VWO】は経費率0.1%
米国籍新興国市場株ETF平均値は0.51%、米国籍新興国市場株ミューチュアルファンド平均値が1.34%なので、VWOの経費率の安さは魅力的です。

相変わらずバンガード®︎社のETFは経費率が安く、保有しやすい商品になっていますね。

VWOセクター比率

セクター割合
テクノロジー26.7%
金融18.1%
一般消費財17.5%
素材6.4%
資本財6.3%
生活必需品5.5%
エネルギー5.5%
ヘルスケア4.6%
電気通信3.6%
不動産3.3%
公益2.5%

※ 2021年2月17日のデータになります。最新のデータはコチラから

上位銘柄がITが目立つものの、金融・消費サービスといった成熟したセクターが多くの割合を締めます。そのため、配当金は比較的高めで値動きは気になりつつも配当金を得られるETFとしては少し安心感がありますね。

VWOの投資先としての将来性

先進国と新興国GDP成長率

出典:IMF(2014年4月公表分)上記は過去のデータおよび予測であり、将来の成果を保証するものではありません。引用:https://www.jpmorganasset.co.jp/jpec/ja/promotion/motto_em/theme/theme_index.html#A

近年の高度経済成長の代名詞としての中国はもちろん、中国を超える人口のインド。2019年1月に誕生した、経済自由主義を掲げるボルソナロ新政権の景気刺激策で急速な経済発展を遂げているブラジル

コロナ対策で一躍世界に存在感をアピールした台湾など、先進国には無い面白い動きが見えるのが新興国です。

地政学リスクの懸念はありつつも、人口の増大や土地を広大に持つ新興国は将来性ありと見て良いかと思います。GDPの成長率も成熟した新興国に比べ大きくなる傾向にあります。

世界経済の発展に新興国の活躍は必要不可欠だと分かりますね。

VWOは買うべきか

数年間の配当金は安定しているものの、ポートフォリオに大きく組み込むにはリスクが高いかと考えます。コロナショックによる値動きも米国メインのETFに比べ遅いため、米国と違ったの値動きをするETFとして保有するには良いかと思います。

私も米国をメインにしていますが、VWOも5%ほど組み込んで新興国に投資しています。

EEMとVWOの比較

VWOと同様に新興国に投資するEEM(iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF)というブラックロック社が運用するETFがあります。

大きな違いは韓国株式が12.90%も組み込まれている事です。また、保有銘柄数は1,224とVWOと比べて少なめです。

VWO・EEM株価チャート比較

VWOとEEM比較データ

VWOEEM
3ヶ月トータルリターン21.48%22.54%
3年トータルリターン9.66%9.40%
5年トータルリターン16.69%16.95%
直近配当利回り2.14%1.79%
経費率0.1%0.68%

同じ新興国メインのETFなのに、配当利回りと経費率が大きく違いますね。

組み入れている銘柄と国で大きく変わりますね。EEMは小型株は入っていなくて、大型・中型株で構成されている点にも注目です。

VWOとEEMどっちが買い?

トータルリターンに大きな差は無いので、好みで良いかと思います。私は新興国株式ということもあり、4,0000銘柄でリスク回避の大きいVWOを購入しています。

VEAとVWOの比較

カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場に投資をするETF【VEA】があります。

VEAはバンガード社が先進国FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指しているETFですが、比較をしてみましょう!

VWO・VEA株価チャート比較

赤がVWO、水色がVEAになりますが、なんとVWO(新興国株式)の方がパフォーマンスが良いことに驚きです。【VEA】は先進国株式と言っても、アメリカを除いている分が大きく影響している事が分かりますね。

先進国株式の投資信託やETFは、その多くが米国株式を保有します。米国株式を外してしまうと大きく影響しますね。

VWOとVEA比較データ

VWOVEA
3ヶ月トータルリターン21.48%14.60%
3年トータルリターン9.66%6.91%
5年トータルリターン16.69%11.89%
直近配当利回り2.14%3.32%
経費率0.10%0.05%

VWOとVEAどっちが買い?

こちらはEEMと違って大きな差が出ましたね。経費率を比べると半額のVEAですが、トータルリターンを取っても、配当金を取ってもVWOの方が優秀だと分かります。

地政学リスクを考慮する必要はありますが、VWOの方が買いのデータが出ています。私はVWOを選びました。

私は地政学リスクを考慮して、VEAを少しだけ♪

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投資信託を利用するメリット

  1. 100円から購入できる。
  2. アメリカ株式市場の開いている時間に取引しなくても良い。
  3. 積み立て投資が可能。
  4. 配当金が自動的に再投資されるので、複利の効果が得やすい。(ETFを直接買うと1株分の費用が必要)

VWOの口コミ

VWO ETFまとめ

新興国株式かぁ。夢がありますね。

米国や日本の先進国だけじゃなくて、幅広く投資するのが良いポートフォリオを作ることになるので、検討してみてね。

※ VWOのデータは2020年11月時点のものになります。最新のデータはコチラから
※ EEMのデータは2020年11月時点のものになります。最新のデータはコチラから
※ VEAのデータは2020年11月時点のものになります。最新のデータはコチラから

この記事を書いている人

放置投資家米国ETF・国内株式・投資信託美山アイカ
米国個別株・米国ETF・国内個別株・投資信託に投資するブロガーです。
運用利回り20%継続中。

無理な投資はしない。自己資本を第一に。
リスクの低い投資で資産形成を目指しています。
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