【TECL】最大100倍のリターン!ハイテク米国株式3倍ブルETFは驚異の値動き!


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2020年9月現在コロナショックから大きく株価を戻したアメリカ株式。その株高を牽引したのは間違いなくアメリカ・テクノロジー株です。
先日このテクノロジー株(情報技術セクター)のみに投資をしてくれる米国ETF【VGT】をご紹介しました。
今回は、そんなテクノロジー株に3倍のレバレッジをかけて運用する【TECL】についてご紹介します。

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📗 TECL米国ETFについて知りたい。
📗 ハイテク株にレバレッジをかけて運用してもらいたい。
📗 ハイリスク・ハイリターンのETFに投資したい。
📗 米国テクノロジー(情報技術)株に大きな期待をしている。
TECLとは
米国ETF「Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF」のことです。
ブルとは牛が攻撃するときのようなイメージで、信用取引を利用することで株価を大きく上昇させます。

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Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETFとは
アメリカのハイテク株(情報技術株)に3倍のレバレッジをかけて運用します。レバレッジについてはコチラの記事をご覧ください。
ハイテク株はグロース株(成長株)が多いので、分配金が少なく値上がり率が高くなりやすいのが特徴です。
TECL主な構成銘柄
銘柄 | 割合 |
---|---|
アップル | 19.76 % |
マイクロソフト | 19.38 % |
ビザ | 5.18 % |
マスターカード | 4.27 % |
インテル | 4.19 % |
シスコ | 3.28 % |
アドビ | 2.57 % |
セールスフォース・ドットコム | 2.32 % |
エヌビディア | 2.32 % |
アクセンチュア | 2.15 % |
世界時価総額トップ企業のアップル(1位)とマイクロソフト(3位)に40%の比重が寄っています。(2020年9月9日現在)この2社の成長に期待している方にとっては、面白いETFだと思います。
構成銘柄は全部で約80程度と、分散投資としては少々心許ないのも特徴です。

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2020年コロナショックによる銘柄組み替え
銘柄 | 割合 |
---|---|
Dreyfus Government Cash Mana | 5.41 % |
アップル | 5.12 % |
マイクロソフト | 4.28 % |
ゴールドマン・サックス・ファイナンシャル・スクエア | 2.88 % |
ビザ | 0.94 % |
エヌビディア | 0.82 % |
マスターカード | 0.81 % |
アドビ | 0.62 % |
ペイパル・ホールディングス | 0.61 % |
セールスフォース・ドットコム | 0.61 % |
2020年9月9日現在はコロナショックの影響か現金や債券の比率が多くなっています。主な構成銘柄は先に記載した表がメインになりますので、景気に合わせてアップルやマイクロソフトの比率が大きくなると考えられます。

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TECLの配当金
直近配当金利回りは0.37ドル(0.11%)と低く、インカムゲインを狙うよりもキャピタルゲインを狙う商品だと言えます。
※2020年9月9日楽天証券参照

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TECLの経費率
※ 2020年9月9日 Bloomberg参照
ハイテク株セクターを集めたバンガードの【VGT】ナスダック100指数に連動する【QQQ】に比べると経費率が高くなっています。
レバレッジ型ETFでは信用取引による金利などが必要になるため、経費率が高くなってしまうのは仕方のないことですね。
経費を抑えて、安全にハイテク株に投資をするなら【VGT】、とにかくハイリスクでも、ハイリターンを狙いたい方は【TECL】です。
ナスダックの上位銘柄に投資をして、比較的安全にハイテク寄りにしたい場合は【QQQ】に投資をするのが良いかと思います。
TECLの株価チャート

ピンクがTECL、水色がVGT、青がQQQのチャートになります。

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TECLは設定来、なんと最大100倍のリターンを誇っています。2019年あたりで一度大きく沈むこのとになりますが、そこからまた持ち直しています。
日付 | TECL株価 |
---|---|
2008年12月19日 | 3.42ドル |
2020年8月28日 | 371.27ドル |
レバレッジ型でも成長株として最強とも言えるアメリカハイテク株なので、沈んでもしっかり戻っているのが特徴的ですね。
レバレッジ型は株価の上下を繰り返す(停滞する)と、どんどん株価が下がっていくのですが、TECLでは上がるときは一気に上がっているので、このチャートを見る限りリスクはあるものの、すぐに戻ってしまうという期待感もありますね。
TECLは長期投資に向いているか

個人的にはレバレッジ型ETFは長期投資に向いていないと考えています。
しかし、このTECLに関してはチャートを見る限りでは大きく右肩上がりをしており、S&P500など、主要な指標に近い値動きになっていますね。
そういった意味では長期投資できないことも無いかといった印象です。

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しかし、大きく値下げるタイミング(直近では5日の間に33%もの値を下げました。)も必ず来ますので、その時に焦って売却してしまわないことが重要になるかと思います。
「ハイテク株はそろそろ頭打ちでは?」と言われることもありますが、世界はどんどんハイテク情報社会になっていくと考えている方は、長期投資に挑戦しても面白いかもしれません。
TECLは積立投資に向いているか
大きく値を下げるタイミングが顕著に現れるので、定期積み立て投資よりもある程度一括買いの方が良いのかと思います。
底値のタイミングが分かれば苦労しないのですが…個人的には逆張り投資で、大きく値を下げたらチャンスと思い、ドカッと購入をしたいと考えています。

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「1日目大きく下げたら買う、2日目さらに下げたら更に大きく買う、3日目反発したら買わない。」ドルコスト平均法の改良(ナンピン買い)のような買い方になるかなと思います。
そして、戻るまでしっかりと保有することが必要になりますね。
レバレッジ型の特徴として価格が停滞すると基準価額が下がりますので、停滞期に資金を投下しすぎると大きな下げに投資できません。

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レバレッジ無しのハイテクETF【VGT】との比較

ハイテク株式を集めたETF【VGT】は安定した値動きになるので、放置投資で積み立て投資が出来そうです。
一方レバレッジをかけた【TECL】は買い時を間違えると、大きな含み損を抱えたまま、暫く保有する可能性があります。(1日で株価が10%下がるようなこともあります)

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【VGT】は配当金も見込め、経費率も安いので長期・積み立て・放置投資を狙う方は【VGT】を。
ハイリスク・ハイリターンで大きな値上がりを狙う場合は【TECL】を買いましょう。買い時の難しい商品ですが、コロナショックからも約5倍の株価回復を見せています。
うまく波に乗ることで大きな値上がり益を狙えます。

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レバレッジ無しのハイテクETF【QQQ】との比較

【QQQ】の大きな特徴はナスダックの上位100位の企業に投資をすることです。現在は時価総額の高い企業がハイテク系が集まっているので、ハイテク株と言われがちですが。そうではありません。フェイスブックやアマゾン、Googleを保有するアルファベットはハイテク(情報技術)セクターに入りません。
これが【VGT】【TECL】との大きな違いです。【QQQ】では情報技術セクターに拘らず、とにかくナスダックで時価総額の高い企業に投資をしますので、いざ情報技術株のバブルが弾けても少し安心ですね。
長期積み立てなら、QQQ>VGT>TECL。
短期キャピタルゲインを狙うなら、TECL>VGT>QQQ
TECLの早期償還の可能性
【TECL】の運用資産額は1,600億円とかなり大きな資産になります。
日本の投資信託でいうとe MAXIS Slimシリーズなど、人気のインデックス投信に匹敵します。総資産額が多いので、そう簡単に早期償還にはならないと考えられます。
しかし、チャートを見て分かる通り、大きな波を持っています。大暴落で資産額が減りレバレッジ型特有の信用取引をかける余力が無くなることも考えて、長期保有には気をつけましょう。
TECLの買い時
TECLはの買い時はとても難しいすが、個人的には下落が続いた時に底を狙って、多めに買ってしまうのが良いかと思います。底値が分かれば苦労しないのですが、大体の方が底値を読めません。(ウォーレンバフェットさんも)
資金に余裕がある範囲で、大きな下げはチャンスと見て、落ちるたびに少しずつ買い入れをして基準価額を下げてしまおうという方法ですね。

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危険な商品なので、余裕資金で下がった株価を気にせずいられる範囲で投資をすることをお薦めします。
投資の方法や買うタイミングは人によって様々です。順張り派・逆張り派・一括派・積み立て派…各々の投資方針で市場を楽しめる商品かと思います。
TECLの口コミ
directionブル型(特にTCEL)の保有比率がかなり高いけど、今後は他のETFよりもパフォーマンスが低下する可能性が高いらしい。ちなみにTCELは過去10年間で2000%上昇したらしいよ!
— 大学生投資家そらぞら (@fgUa0a6Eqsicxl4) July 6, 2020
最近流行りのレバレッジETFで大火傷してる人 $spxl $tcel 等
— amane ibuki / 周音伊吹 (@amaneibuki) January 27, 2020
「レバレッジは結果を増幅するだけで、投資の質を改善しない」
ハワード・マークス
ストックピッキングをサボって目の前のレコードに飛びついたツケが回ってるように見える _(:3 」∠)_#米国株
今日少しレバレッジ系のETFの事例を出してみた。
— 渋谷雄策 (@mCuOyBt5P6LZPSo) August 16, 2020
一番反応があったのがTQQQ, TECLを購入出来る証券会社の紹介。
夫々のパフォーマンスに関する反応は少ない。
需要がそこにあるのか?
私の力不足か?(多分そうだろうけど)
マーケットの需要を見つけるのは面白い#TCEL #QQQ #TQQQ
TECLまとめ
📗 TECLは米国テクノロジー株に3倍のレバレッジをかける商品
📗 値動きが荒く最大84倍のパフォーマンス
📗 ハイテク株に今後も期待しているならお薦め
📗 放置投資には向かない
今回も前回に引き続き、レバレッジをかけた値動きの激しい商品【TECL】をご紹介しました。
レバレッジをかけた商品はたくさんありますが、その中でもアメリカのグロース株(成長株)筆頭のハイテク株にレバレッジをかけるので、その破壊力は凄まじいものがあります。
しかし、過去のデータが良いからと、必ずしも右肩上がりにならないのが投資の世界です。余裕資金で買い時をしっかりと見極めて投資を楽しみましょう♪

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【TECL】(レバレッジ商品)はリスクがものすごく高いから、投資をする際は気をつけてね♪

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